【催眠術は馬鹿にはかかりません】

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「催眠術は馬鹿にはかかりません」と言って催眠術師は、術を始める。常套句である。そうすると「自分は馬鹿ではない」と思う人たちが、面白いように術にかかる。そういう知性的な自意識によって催眠術にかかる方向への無意識なドライブは加速される。

 

記者会見会場にいる記者たちは、きっとエリートである。「頭が良いね」と褒められ続けてきた人たちである。また、話を聞かれる側の小保方さんを始めとした、このSTAP細胞問題に関わる人たちも、その部類の人たちである。

 

「頭が良いね」と褒められ続けてきた人たちは、自分のアイデンティティを「頭の良さ」にかける。「騙されないぞ」と頑なに構えている。それは、言い換えると「自分に騙されやすい」ということでもある。「自分に騙されている」と表現したほうが正しいのかもしれない。

 

そういう人たちほど、社会から与えられる価値に無垢である。だから、催眠術にかかる。結局、知的エリート層ほど、大衆的なのである。今回のSTAP細胞の騒ぎは、いわゆる知的エリートである大衆の騒ぎである。褒めたり、貶めたり、自分に騙されやすい人たちばかりの騒ぎである。

 

マスコミで働く人たちのしょーもないエリート意識が、しょーもない大衆の騒ぎをつくる。日本全体が「催眠術は馬鹿にはかかりません」と言われて、ドップリと催眠術にかかっている。

 

「自分に騙されやすいエリート」であるよりも、催眠術にもかからない馬鹿であり続けたいと、小保方さんに教えていただいた。もうこれは、感謝しかない。

 

この騒ぎの真実は、結局、小保方さんの方にしかないのである。

 

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